第43回 なら100年会館 大ホール
奈良県立医科大学

技術講習会(Wet Lab)

2018年8月4日 土曜日

  • 9:30~16:00(但し、各コースにより終了時刻は異なります)
  • 会場:奈良県立医科大学
  • 技術講習会(Wet Lab)は、講習会受講者を対象に行います。
  • 技術講習会(Wet Lab)のみの受講はできません。希望コースは先着順で受け付けます。
コース 定員 タイトル/技術指導機関
A 12 実験動物(ラット・マウス)の基本的な取り扱い
B 15 Free Floating法による免疫組織化学の基礎、基本
C 12 免疫組織染色の基本と染色実習
D 15 凍結切片作製・免疫染色の基礎
E 15 組織切片の多重蛍光抗体染色法 :同一動物由来の一次抗体を複数用いた多重染色
F 20 免疫組織化学染色の基礎と原理:ティッシュアレイヤー装置を用いたアレイブロック作製とマイクロウェーブ装置を使用した免疫染色の実際
G 16 In situ ハイブリダイゼーション法 ─ 実践編 ─
H 12 パラフィン切片における高感度 In situ hybridization法
I 10 ウエスタンブロッティング法の基本操作を知る
J 15 ウエスタンブロッティングの最先端技術紹介
➀ 全自動ウエスタン
➁ シングルセルウエスタン
K 15 レーザーマイクロダイセクションにおけるサンプル調製のコツとアプリケーションの紹介
L 12 リアルタイムPCRによる遺伝子発現解析のポイント
M 8 共焦点レーザー顕微鏡観察の基礎知識の習得
N 6 蛍光顕微鏡観察の基礎知識 〜正しい使い方の習得

Aコース <定員12名>

実験動物(ラット・マウス)の基本的な取り扱い

ラットとマウスを用いて実験動物とその基本的な取り扱いを学ぶ基礎コースです。
初めてラットとマウスを取り扱う方、これから、動物実験を始める方を対象に基本的な実習を行います。
【実習内容】
保定法、個体識別、投与法(経口投与、皮下投与、腹腔内投与、尾静脈内投与)、採血(尾静脈、経静脈)、膣垢判定、全身解剖など
当日は各自で解剖器具と白衣を持参して下さい
担当:奈良県立医科大学先端医学研究機構施設部 動物実験施設

Bコース <定員15名>

Free Floating法による免疫組織化学の基礎、基本

固定、切片作成、免疫反応、観察法の各ステップを丁寧に解説し、実際に20μm程度のラット脳切片を用いて、基本的に全て反応液中で免疫反応を行い、最終的に切片をスライドガラスに回収し、乾燥後封入、顕微鏡観察を行うfree floating法を用いた免疫組織化学法の基礎を概説しながら実際の手技を1つ1つ丁寧に指導し、実際に手を動かして確実に習得する実習を行います。実習を通して、様々な素朴な疑問にも対応し、またトラブルシューティングも一緒に考え、解決できるようアドバイスします。
担当:日本医科大学 大学院医学研究科 解剖学・神経生物学分野
URL: http://www.nms.ac.jp/nms/kaibou2/

Cコース <定員12名>

免疫組織染色の基本と染色実習

【初心者対象】免疫組織染色の基本と実習(酵素抗体法)
酵素抗体法は、抗原抗体反応という特異的な免疫反応を利用した免疫組織化学技法のひとつであり、酵素を標識した抗体を利用して、組織・細胞の中にある抗原を可視化する方法です。本コースでは、おもに初心者を対象として酵素抗体法の実習を行います。
今回は、酵素抗体法の原理や染色のポイントなどの説明をしてから、パラフィン切片を用いた実習をおこないます。また、各ステップの意味を理解していただくとともに、日頃の問題点等の質疑応答もおこないます。
担当:サクラファイテックジャパン株式会社 開発企画部アプリケーショングループ
URL: http://www.sakura-finetek.com/top.html

Dコース <定員15名>

凍結切片作製・免疫染色の基礎

凍結切片作製では、実際の臓器を使用し凍結切片作製手技の基礎および、川本法による硬骨切片作製についても実習いたします。免疫染色の実習では、凍結により作製した標本、およびパラフィン切片を用いて、免疫染色の手技の基礎について実習を行います。
担当:奈良県立医科大学 病理診断学講座
URL: http://www.naramed-u.ac.jp/diag-path/

Eコース <定員15名>

組織切片の多重蛍光抗体染色法 :同一動物由来の一次抗体を複数用いた多重染色

組織切片の蛍光免疫染色では、間接蛍光抗体法が広く用いられています。間接蛍光抗体法では、1次抗体に同一動物種の抗体を用いることができず、抗体の組み合せと選択肢が限られています。
本コースでは、蛍光チラミドと電子レンジ処理(Microwave Treatment: MWT)を組み合わせた蛍光多重免疫染色の手法により、同一動物種の抗体を複数用いた多重蛍光染色を行います。この方法はMWTにより抗体を逐次除去しながら複数色素を組織標本上に定着させるユニークな方法で、一次抗体の種類に依らず免疫染色の多重化が可能です。
従来から免疫染色で性能が評価されている抗体を複数組み合わせた免疫染色が可能になる有益な手法を、実験室環境ごとに異なる条件に対するチップスのQAを交えて紹介します。
担当:株式会社パーキンエルマージャパン
URL:
http://www.perkinelmer.co.jp(トップページ)
http://www.perkinelmer.co.jp/resrch/tabid/1801/Default.aspx(講習会に関連した製品等)

Fコース <定員20名>

免疫組織化学染色の基礎と原理:ティッシュアレイヤー装置を用いたアレイブロック作製とマイクロウェーブ装置を使用した免疫染色の実際

組織マイクロアレイ(TMA)とは、ドナーブロックの特定部位をくり抜き多数配列した組織集合ブロックです。TMA切片を免疫組織化学染色などに用いて特定の抗原や遺伝子異常を検出することで網羅的な解析を可能にします。本コースでは、ティッシュアレイヤー装置を使用したコントロールブロックの作製と、本来ならばミクロトームを使用してパラフィン切片を薄切し行う免疫染色を、今回は事前に「パラフィン切片保存シート」に貼り付けてある切片を用いて行います。また、マイクロウェーブ装置を利用した迅速免疫染色の実演も行う予定です。
担当:株式会社東屋医科器械
浜松医科大学 腫瘍病理学講座
URL:http://www.azumayaika.com

Gコース <定員16名>

In situ ハイブリダイゼーション法 ─ 実践編 ─

In situハイブリダイゼーション(ISH)法は、組織切片上で特定の遺伝子発現状態とその局在について可視化する方法論です。本コースでは、講習会で解説するRNAを標的としたISH法に基づいて実習を行います。具体的にはマウスのパラフィン包埋切片を用いて、細胞内に豊富に存在する28S rRNAに相補的な合成オリゴDNAプローブを利用して基本的な技術を習得していただきます。この28S rRNA検出系は、ISH法を行う上で必須であるタンパク質分解酵素処理等の諸条件の至適化や毎回の実験の陽性対照として、結果の再現性と信頼性を担保できる有用な実験系です。長年にわたる私どものISH法に関する経験を踏まえ、実験の「こつ」や様々な問題点の解決法について具体的に解説し、初めてISH法を試みようとする研究者の皆様のみならず、経験者の方々にも役に立つ技術講習会を実施したいと考えています。
担当:宮崎大学 医学部 解剖学講座 組織細胞化学分野
長崎大学 大学院医歯薬学総合研究科 生命医科学講座 組織細胞生物学分野
URL:
http://www.med.miyazaki-u.ac.jp/home/anatomy1/(宮崎大学)
http://www.med.nagasaki-u.ac.jp/anatomy3/(長崎大学)

Hコース <定員12名>

パラフィン切片における高感度 In situ hybridization法

In situ Hybridization 法は、細胞内でDNA やRNA の局在を可視化する方法として用いられてきました。しかしながら、検出感度の低さ、複雑な実験方法などの理由から、これまでのIn situ Hybridization 法には、様々な問題がありました。Invitrogen ViewRNA ISH Assaysは、これまでの方法とは全く異なる、新しいIn situ Hybridization 法です。
独自のプローブ設計法(特許申請中)とbranched DNA によるシグナル増幅法により、パラフィン組織切片上において、1copy のmRNA を一つのドットとして検出することが可能となりました。これにより、これまでパラフィン切片で検出することができなかったmRNA を検出することが可能になりました。
今回は、この新しい技術の試薬と方法について、実際のパラフィン切片を用いて解説致します。
担当:株式会社ベリタス
URL: http://www.veritastk.co.jp/cat/MOL-PAV-02-02/

Iコース <定員10名>

ウエスタンブロッティング法の基本操作を知る

ウエスタンブロッティング法は、現在、タンパク質の動態解析に広く用いられる手法となっている。電気泳動により分離したタンパク質を、ブロッティング装置によりゲルから疎水性のメンブレンへ転写し、特異的抗体により標的タンパク質を同定する方法である。本講習会では、標的タンパク質のサイズに合ったゲル作製からポリアクリルアミド泳動、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)膜を使ったセミドライ式転写、抗体反応、検出方法まで一連の流れの技術を取得する。さらには、目的タンパク質を数回、異なる抗体で検出するストリッピング法や、非特異バンドが高い場合、標的タンパク質が検出されない場合等のトラブルシューティングの検討もおこなう。
担当:関西医科大学 第一解剖学講座
URL: http://www3.kmu.ac.jp/anat1/

Jコース <定員15名>

ウエスタンブロッティングの最先端技術紹介
➀ 全自動ウエスタン
➁ シングルセルウエスタン

➀従来のウエスタンブロットは、蛋白質実験には欠かせない実験手法でありますが、多くの検討項目があり、非常に時間と手間が掛かる実験としても有名です。本コースでは、測定準備約30分、全自動測定3時間と言う短時間測定を可能にしたキャピラリーによるnLレベルでの測定や、転写効率の悪い蛋白でも測定を可能にした新技術を、実際のサンプル抗体を使用して体感して頂きます。
➁シングルセルウエスタン:腫瘍細胞や分化する幹細胞などの多くの細胞集団は不均一です。ウェスタンアッセイの能力と多様性をシングルセルレベルで、同時に1,000 個以上複数タンパク質の測定を可能にした、新技術を紹介いたします。
担当:プロテインシンプル ジャパン株式会社
URL: http://www.proteinsimple.jp/JP/

Kコース <定員15名>

レーザーマイクロダイセクションにおけるサンプル調製のコツとアプリケーションの紹介

飛躍的な進歩を遂げる分析技術により、遺伝子発現プロファイリング、メタボローム解析などの大量分析が迅速に可能となった現在、その対象となる生体組織からのサンプリングにも、質、量、速度が求められています。一方、近年のレーザーマイクロダイセクションでは、組織切片から細胞群の高速回収はもちろん、硬組織や植物を含む様々な組織の回収が可能となり、多量のサンプリングを必要とするアプリケーションにも最大限に性能を発揮します。目的に応じた組織切片作成方法と、そこからの核酸、タンパク質をはじめとする対象物抽出には、組織の種類や目的ごとに異なったコツが必要になり、現在もなお簡単な手技とはいえません。今回の講習では、回収後の実験系を視野に入れてレーザーマイクロダイセクション装置によるサンプル回収まで一連の流れをご覧いただけます。
担当:ライカマイクロシステムズ株式会社 ライフサイエンス事業本部
URL: https://www.leica-microsystems.com/jp/

Lコース <定員12名>

リアルタイムPCRによる遺伝子発現解析のポイント

リアルタイムPCRによる遺伝子発現解析は多くの分野で活用されていますが、サンプル調製や核酸抽出、cDNA合成逆転写反応、内在性コントロール選択を含めて様々なステップで多くの注意点があり、適切に対処しないと有効な結果が得られないのみならず、間違った解釈となるリスクがあります。今回はリアルタイムPCRの実習と合わせてこれらポイントを説明し、良好なデータを安定して得る方法を習得します。また、凍結切片やFFPEサンプル等からの取扱い方法、血液中からの循環がん細胞や遊離DNAを解析するLiquidBiopsyやデジタルPCRなどの最新の話題を説明し、幅広い遺伝子発現解析の流れを理解することを目指します。
担当:サーモフィッシャーサイエンティフィック ライフテクノロジーズジャパン株式会社
URL: https://www.thermofisher.com/jp/ja/home/life-science/pcr/real-time-pcr.html

Mコース <定員8名>

共焦点レーザー顕微鏡観察の基礎知識の習得

光軸方向に分解能を持つ共焦点レーザー顕微鏡は、細胞・組織の3次元構造の観察が出来るだけでなく、4次元(XYZ-T)観察や画像データの解析機能に優れており、生命科学各分野の研究に応用出来ます。本コースでは、機器を扱う上での基礎知識から実機の操作方法までを習得いただきます。【講義講習】➀機器特徴について、➁原理説明、➂操作方法、➃応用・実験例について(光刺激、FRAP、Caイメージング、スペクトルイメージングetc.) 【実習講習】➀基本操作、➁固定細胞の3D imaging、➂Time-lapse imaging、➃Large imaging、➄FRAP等の光刺激実験方法、➅メンテナンス
担当:株式会社ニコンインステック
URL:
http://www.nikon-instruments.jp/jpn(ホームページ)
http://www.nikon-instruments.jp/jpn/bioscience-products/confocal(共焦点レーザー顕微鏡システム)
http://www.nikon-instruments.jp/jpn/bioscience-products/confocal/c2
https://www.microscopyu.com/(より詳細な技術内容)

Nコース <定員6名>

蛍光顕微鏡観察の基礎知識 〜正しい使い方の習得

光学の基礎および生物顕微鏡の基本原理と正しい使い方を中心として、明視野観察、位相差観察、蛍光観察等について学びます。 顕微鏡の各パーツの役割をきちんと把握することは重要です。各パーツの役割を理解してお使い頂くと、効果的に顕微鏡を利用することができます。
【講義講習】
対物レンズの基礎知識
位相差、微分干渉、蛍光の各観察法の基礎知識
顕微鏡を使ったアプリケーションについて
【実習講習】
顕微鏡の基本調整法
位相差法、微分干渉法の調整、操作法
蛍光顕微鏡の調整、操作法
メンテナンス等
担当:カールツァイスマイクロスコピー株式会社
URL: https://www.zeiss.co.jp/microscopy/home.html

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