京都府立医科大学
京都府立京都学・歴彩館

技術講習会(Wet Lab)

8月6日 京都府立医科大学 河原町キャンパス

コース 定員 タイトル/技術指導機関
A 7 初学者のための免疫組織化学染色実習/京都府立医科大学 大学院医学研究科 中央研究室
B 15 蛍光抗体法による2重染色/奈良県立医科大学 第一解剖学教室
C 12 Free Floating 法による免疫組織化学の基礎/京都府立医科大学 生体構造科学
D 10 病理組織検体を使用した蛍光in situ ハイブリダイゼーション法の基礎と応用/株式会社 常光
E 20 RNA scopeを用いた超高感度RNA in situ hybridization/Advanced Cell Diagnostics (ACD)
F 10 In situ hybridizationの実際/宮崎大学・長崎大学
G 10 全自動電気泳動装置による核酸サンプルの品質確認/アジレント・テクノロジー株式会社
H 12 リアルタイムPCRによる遺伝子発現解析実習/サーモフィッシャーサイエンティフィック ライフテクノロジーズジャパン株式会社
I 15 レーザマイクロダイセクションにおけるサンプル調製のコツとアプリケーションの紹介/ライカマイクロシステムズ株式会社
J 10 光学顕微鏡の基礎と画像取得・解析方法(午前の部、午後の部 各5名ずつ)/株式会社 ニコンソリューションズ
K 8 顕微鏡の基本操作からFISH法、各種免疫染色における画像取得と画像解析/三谷商事株式会社
L 20 三次元画像解析の基礎/日本エフイー・アイ株式会社
M 20 ウェスタンブロッティングの最先端技術/プロテインシンプルジャパン株式会社

Aコース <定員7>

初学者のための免疫組織化学染色実習

免疫組織化学的研究の歴史は長く、数多くの改良を重ねて確立されたその手法の多くは、現在、病理学および形態学の領域にとどまらず、広く生命科学の諸分野に渡り主要な実験技術の一つになっています。一方で、初心者の方が成書やラボプロトコールだけを頼りに自力でこれらの技術を使いこなすことは、必ずしも容易ではありません。本実習では、免疫組織化学的手法の中でもとりわけ汎用性の高い、酵素抗体法による免疫組織化学染色の全工程を、病態モデル動物の組織等を使って実際に体験していただき、手技上のコツや結果を左右するキーポイント、結果を解釈する上での注意点について理解が深まるような実習を計画しています。

担当:京都府立医科大学 大学院医学研究科 中央研究室

 

Bコース <定員15>

蛍光抗体法による2重染色

マウスの組織切片を用いて、蛍光抗体法による二重染色を浮遊法にて行います。時間の都合上、予め準備した組織切片を用いますが、一次抗体反応、二次抗体反応、封入(核染色有り)、蛍光顕微鏡による観察までを行います。一次抗体は、マウス抗体とウサギ抗体の使用を予定しています。手技自体は複雑ではありませんが、抗体反応の時間を使って、細かな工夫点の説明や、受講者の皆様からの質問にお答えしたいと思います。

担当:奈良県立医科大学 第一解剖学教室

 

Cコース <定員12>

Free Floating 法による免疫組織化学の基礎

免疫組織化学法は、組織切片をスライドガラスに貼り付けて行う方法と反応液中に浮遊させて行う方法(Free floating法)に大別されます。Free floating法は抗体を切片の両面から浸透できるため染色性が高いといった利点がありますが、本法で染色可能な組織は震とう等の操作で破壊されにくいものに限られます。講習会では、固定済みのマウス脳組織をサンプルに、凍結後クリオスタットで切片を作成するところから、抗体反応、ペルオキシダーゼを用いた発色までの一連の操作を実際に体験していただきます。それぞれ工程における注意点やトラブルシューティングについても詳しく説明する予定です。

担当:京都府立医科大学 生体構造科学

 

Dコース <定員10>

病理組織検体を使用した蛍光in situ ハイブリダイゼーション法の基礎と応用

FISH 法(蛍光インサイチューハイブリダイゼーション法)はゲノムマッピングの技術であり、染色体異常症候群や腫瘍の染色体異常を検査する為に導入され、広く使用されています。またFISH検査は、間期核においても特定の遺伝子座を明瞭に検出できることが特徴で、病型特異的染色体異常が知られている白血病やリンパ腫、固形腫瘍において遺伝子異常を検出し、これを指標にした診断と治療が行われています。今回はISH法の基本原理から、ヒトのDNAを対象としたFISHの実際の手順に沿った操作方法および検出方法を紹介します。(実演する処理は時間の制約上、短縮した模擬的なものなります。)

担当:株式会社 常光

 

Eコース <定員20>

RNA scopeを用いた超高感度RNA in situ hybridization

RNAscopeはFFPE組織、凍結組織、培養細胞等のサンプル中のRNAを、独自のRNA in situハイブリダイゼーション(ISH)法により検出する新しい技術です。特許を取得した特徴的なプローブを用いることで、非常に高い特異性と感度を実現しました。プローブと各試薬をキットとしてお届けするので、従来法の様な面倒で有害な試薬調整は不要です。プローブのターゲットとして、ヒト、マウスや各種モデル生物は勿論、微生物やウイルスの検出にも広く利用されています。赤、茶、2色(赤・緑)の発色キットと最高12色までの蛍光キットをご用意しており、免疫染色との組合せも可能です。当日は茶の発色キットを用いて、コントロールスライドをコントロールプローブで染色します。

担当:Advanced Cell Diagnostics (ACD)

 

Fコース <定員10>

In situ hybridizationの実際

In situハイブリダイゼーション(ISH)法は、組織切片上で特定の遺伝子発現状態とその局在について可視化する方法論です。本コースでは、講習会で解説するISH法に基づいて実習を行います。具体的にはマウスのパラフィン包埋切片を用いて、細胞内に豊富に存在する28S rRNAに相補的な合成オリゴDNAプローブを利用してISH法の基本的な技術を習得していただきます。長年にわたる私どもの経験を踏まえ、ISH法の実験の「こつ」や様々な問題点の解決法について具体的に解説し、初めてISH法を試みようとする研究者の皆様のみならず、経験者の方々にも役に立つ技術講習会を実施したいと考えています。

担当:宮崎大学・長崎大学

 

Gコース <定員10>

全自動電気泳動装置による核酸サンプルの品質確認

近年、次世代シークエンス(NGS)解析をはじめとする遺伝学的研究の需要の増加に伴い、結果の信頼性を担保するための情報となる、もとのサンプルの品質確認の重要性が高まっております。また、NGS解析ではライブラリ調製のプロセスの中で、サイズ分布や濃度を確認することも必要です。核酸の分解度やNGSライブラリのサイズ・濃度は、実験の結果に影響する重要な指標で、電気泳動によって測定することが可能です。本コースでは、弊社の全自動電気泳動装置TapeStationを用いたゲノムDNA・調製澄みNGSライブラリの電気泳動の実習を通じて、その方法と、論文等でも使用されている、TapeStationで算出される分解度合いの客観的な指標(DIN)などをご紹介致します。

担当:アジレント・テクノロジー株式会社

 

Hコース <定員12>

リアルタイムPCRによる遺伝子発現解析実習

リアルタイムPCRによる遺伝子発現解析は新型コロナウイルス検出やがん遺伝子解析など多くの分野で活用されていますが、サンプル調製や核酸抽出、逆転写によるcDNA合成、内在性コントロール選択を含めて様々な注意点があり、基礎原理の理解と合わせて適切な操作や手技の実施重要となります。今回の実習ではピペット操作の注意点、逆転写のポイント、リアルタイムPCR解析に関して基礎からの説明と合わせて実施し、良好なデータを安定して得る方法を習得します。また、検査や病理部門で求められる新型コロナウイルス検出やFFPEサンプル等からの取扱い方法などの話題を講義で説明し、幅広い遺伝子解析手法の理解を目指します。

担当:サーモフィッシャーサイエンティフィック ライフテクノロジーズジャパン株式会社

 

Iコース <定員15>

レーザマイクロダイセクションにおけるサンプル調製のコツとアプリケーションの紹介

飛躍的な進歩を遂げる分析技術により、遺伝子発現プロファイリング、メタボローム解析などの大量分析が迅速に可能となった現在、その対象となる生体組織からのサンプリングにも質、量、速度が求められています。一方、近年のレーザーマイクロダイセクションでは、組織切片から細胞群の高速回収はもちろん、硬組織や植物を含む様々な組織の回収が可能となり、多量のサンプリングを必要とするアプリケーションにも最大限に性能を発揮します。目的に応じた組織切片作成方法と、そこからの核酸、タンパク質をはじめとする対象物抽出には、組織の種類や目的ごとに異なったコツが必要になり、現在もなお簡単な手技とはいえません。今回の講習では、回収後の実験系を視野に入れてレーザーマイクロダイセクションに適した凍結切片作成、固定、染色方法におけるコツを紹介し、レーザーマイクロダイセクション装置によるサンプル回収まで一連の流れをご覧いただけます。

担当:ライカマイクロシステムズ株式会社

 

Jコース <定員10>

光学顕微鏡の基礎と画像取得・解析方法(午前の部、午後の部 各5名ずつ)

光学顕微鏡の性能は日々進化していますが、基礎と原理は不変のものであり、基礎と原理を正しく習得して頂くことにより、日々の顕微鏡を用いた検査、診断をより正確なものにして頂けると確信しております。又、今回のWet Labコースでは、明視野観察方法、蛍光観察方法をメインに、顕微鏡専用デジタルカメラを用いた画像取得方法等もご紹介させて頂きますので、皆様のご参加を心よりお待ち申し上げます。

担当:株式会社 ニコンソリューションズ

 

Kコース <定員8>

顕微鏡の基本操作からFISH法、各種免疫染色における画像取得と画像解析

顕微鏡やカメラを用い、顕微鏡の基本操作や画像取得、画像解析などをご説明いたします。顕微鏡、カメラはオリンパス製、画像解析ソフトは三谷商事製となります。

担当:三谷商事株式会社

 

Lコース <定員20>

三次元画像解析の基礎

本コースでは、解析ソフトAmiraを使用した画像データの2D/3Dの可視化方法ならびに画像処理と定量評価のワークフローの構築について、実際の連続切片画像をもとに解説します。セグメンテーション手法の基礎では、インタラクティブなセグメンテーション(領域抽出)ツールの使い方について、解析の基礎では、セグメンテーションされた領域に対してどのような解析指標が計算可能かについて説明する予定です。お手持ちのデータの解析に関するご相談の時間も設けています。

担当:日本エフイー・アイ株式会社

 

Mコース <定員20>

ウェスタンブロッティングの最先端技術

ウェスタンブロットがシンプルウェスタン(キャピラリー全自動ウェスタンブロット)に進化いたしました。30分でウェスタンを行える時代です。プレーティングさえできれば誰でも、3時間後、ハンズフリーで結果を得ることができます。ウェスタンの全自動化により、優れた定量性、優れた再現性で正確な結果を取得いたします。本コースでは、弊社シンプルウェスタンを用いて、標的タンパク質の発現を確認するだけでなく、定量測定などタンパク質発現解析を理解することを目指します。

担当:プロテインシンプルジャパン株式会社

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